天然藍と合成藍の見分け方はありますか?

結論から申し上げますと、天然藍と合成藍で染めた生地の見分け方は
どちらも化学構造が同じ為、大変困難と思われます。

ただ、両方の藍染を行っている経験からすると、
それぞれに見分けの特色があります
(あくまで染裕が感じている特徴ですのでご了解ください。)

  • 色合いについて
  • 天然藍:濃紺に赤味、薄い藍色に黄味の色素があり深みのある色合いをする
    合成藍:藍色の絵具に水(又は白)を薄めた色合いをしている

  • 風合い/匂いについて
  • 天然藍:ざらつき感がある、土(家畜や山)の匂いがする
    合成藍:きめ細かい感触がある、ケミカル(インク、薬)な匂いがする

天然藍に合成藍を混ぜて染めたり、
合成藍で染めた下地に天然藍で染めた足すと
見分けることは無理だと思われます。
どちらも染めるものや用途によってメリットデメリットがあり
染裕の染色では使い分けをしています。

自然志向の強いお考えがある方には
天然か合成かの分別が重要のようですが
天然藍をもちいても化学反応させる染もあれば
合成藍をもちいても発酵させて染める方法(あまり効率的ではありませんが)もあり
どちらもそれぞれの特色があり、それを理解した染色であれば
十分に藍染の良さを楽しんで頂けるのではないかと思っています。

織ネームに着いている赤い印は何ですか?

染裕スタート当初は横浜赤レンガ倉庫での展示会で販売したモデルを他商品を区別する為に取り付けていました。赤レンガ倉庫での展示会以降もご好評いただき、一部の商品には赤い印を付けていましたが、最近の商品は付けていないものが多くなっています。
タペストリーなどの作品には、シリアル番号が着いているものもあります。