藍染の色止めついて

藍染した生地の特性として「色落ちしやすい」という特徴があります。
これは藍染独自の特徴でもあるのですが、下記のような染色時の問題も考えられます。
1.染める前の生地の前処理が不十分だった
2.染める藍の状態に問題があった
3.染色時に問題があった

染色時に問題なく染めることが出来ても、その後の生地の管理で変色したり色落ちしやすくなったりと
藍染は非常に手間がかかり、特に染まりたては色が落ちやすい傾向があり、現代のライフサイクルには適さない染料であると思われます。

ただ厄介である分、時と共に独特の風合いに育てていく魅力があり、その良さを感じられれば
暮らしの中で美しく朽ちていく、独自の存在感が魅力的なモノに感じていただけると思います。

よく、お酢につけると色止めされますか? と問い合わせ頂くのですが、返答に難しい部分もあり、
染裕の解釈ではYes(アルカリの生地を酸で中性に戻す)でもありNo(直接色止めの効果は期待出来ない)でもあると思われます。

現在では藍染の色止め剤が開発され、染裕の藍染は特殊な染色を除き色止めを行なっています
藍の色を止めるには大変に効率良いと思われますが、それでも色落ちする傾向があり
独自の特徴を理解いただき、最初の2〜3回のお洗濯時に気をつけていただければと思っています。

藍染に強いこだわりがあり、天然素材や蒅、発酵建てこだわりを持たれる場合は
藍の色止め剤は使われない方がよろしいと思われます。

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